前回では、京のアッパー対空の強さの秘密について書いていきました。
今回はその対策について書いていこうかと思います。
しかし強すぎて対策という対策がありませんので、凡な内容になります。


前回で説明した、出かかりの姿勢の低さ。この部分は対策しようがありません。
というのも、京が跳びに反応してからアッパー対空を出した時に、
その出かかりを潰せるほど下に強いジャンプ攻撃が存在しないためです。
ジャンプ攻撃を低く出せばだいたいの技で出かかりを潰せてしまいますが、
実際はよっぽど反応が遅れでもしない限り起こりえないです。
つまり、ジャンプ攻撃を仕掛ける側が反応される前に(早めに)ジャンプ攻撃を出し、
それが出かかりに届いていないといけません。
そんな技がない、ということですね。


ですので、アッパーの一枚目に対してどうするのかを考えるしかありません。
appa11
↑アッパーの一枚目。
特別強いわけでもありませんが出かかりの低さも相まって、
こんな判定でもしっかりと相打ち以上が取れてしまいます。


しかし、特別強いわけではないからこそ、潰せる技も存在します。
このアッパーに突出差で勝てる技ならそこそこあります。いやかなりあるかも。
とりあえずささっと例を挙げてみます。


↓庵のJCD。
appa29
横に少し攻撃判定のみが出ている部分があります。これでも割と苦しいですが、
一応はアッパーよりも突出しているので、この突出差で潰します。
JCDを選択しているのは、庵にとって重要であるダウンが奪えるためです。
※前回の記事でも掲載した通り、庵のジャンプCでも潰すことは可能です。



京の奈落落としが実は横にかなーり強く、
appa30
割と余裕で勝てちゃいます。
が、特殊技は着地硬直も長いので姿勢の低い技(小足など)で対空を取られやすかったりも。
遠めから仕掛けるためダッシュ近Cがほぼ繋がらず、それなら潰す技は他でもよく、
奈落落としでなくともジャンプAやBでも勝ててしまいます。


判定自体は普通なんですけど、姿勢の低さと相まってとても強い技となっていますね。
リョウのアッパー対策のように上からいけないので、横からいくしかありません。
こういった突出差を利用して潰すくらいしかまともな手段がないのですが、
しかしこの手段であれば勝てる技は少なくはないので探してみるといいですね。
また、小足対空をも潰せるんだけどあと一歩惜しい性能をした技もあります。


それがこちら↓
appa14
シェルミーのジャンプB。
足部に食らい判定がなく、本体の食らい判定はこのように位置しています。
つまり、攻撃判定が本体に近い=近い位置から跳び込めるということ。


このようにアッパーも潰し、
appa15




そして小足対空をも潰せるだけの低さも兼ね備えてはいます。
appa31
しかし残念なことに、持続があともう数フレーム足りないため、
アッパーを潰しつつ小足対空も潰すといった両方を兼ねることはできません。
さらには、潰したとしても地上技へ繋ぐのが困難という微妙な技に。。
シェルミーって、どれも個性的で面白い性能をしてるんですけどね。


話を戻し、ここまでをまとめると、突出差で勝つくらいしかないと。
ちなみに私はこの方法も取り入れていますので、最後にご紹介。


小足対空を取られるような取られないような微妙な距離で、
appa32
空ジャンプして着地し、




appa44
空振ったところに屈Aからコンボ。
しゃがみダウンが取れるのでその後の起き攻めの期待値がとても高い。



強すぎる技は空振らせるというのも選択肢としてありかもしれませんね。
補足しておきますが、突出差で潰す方法や空振らせる方法は、
小足対空を取られたとしてもその後の屈Aが届かない距離で仕掛けるのがベスト。
少しシビアですので見誤ることもあると思いますが、できればそうしたいところ。


そんなわけで、特に面白みのない記事になってしまいましたが、
それだけ凡な判定勝負で対策するしかなさそうなのです。
それでも全くやりようがないわけではありませんしね。

ちなみに、判定とはとても奥深くて面白く、
万能というのは存在しないんじゃないのかと思わせてくれます。
食らい判定が低いことがかえってあだとなってしまったり、
攻撃判定が高くても低くても、どちらも長所も短所もしっかりとあったり。
この辺りは中級編以降で説明できたらなと思っています。
ひとまずは、こういった初歩的な判定のぶつかり合いや、
それに付随する実戦的な対策を交えて、初級編としてもう少し書いていきます。
それではまた。